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スライドのアウトソーシングで情報収集に集中でき、より高品質なアウトプットに|堀尾 司 (株式会社All Personal)

お話いただいた人
堀尾 司 様(株式会社All Personal 代表取締役社長)

株式会社All Personal プロフィール
事業概要: 人事向けの教育プラットフォーム事業、プロ人事の副業マッチング事業
従業員規模:30人~100人
(以降、記事内では株式会社All Personal様を「All Personal様」と表記します。)

貴社の業務内容についてお教えいただけますか?

事業内容は2つです。
1つは人事向けの教育プラットフォーム事業と、もう1つはプロ人事の副業マッチング事業です。
教育プラットフォーム事業では、当社オリジナルの動画コンテンツを人事向けに提供しています。
1本20分ほどのプログラムを毎月10本程追加しており、現在日本最大級の150超のプログラムを累計約750社の人事の方々に活用していただいています。
生産性の高い学びを得て、人事の基礎を抑えながら企業成長が失敗しないようにするという内容です。
コメント欄を通じて他の企業の方々と気づきをシェアできるのもコンテンツの魅力の一つとなっています。


(Timewitch)All Personal様の業務内容を1枚に表現しました!

どのようなきっかけで弊社サービスのご利用に至ったのでしょうか。

ここ数年、コロナのこともあり、人的資本やサブスクにまつわる事業形態などで先行きが見通せずに、苦しんだり崩壊する会社が数多く出てきてしまっています。
人事の方々が、学ぶことと実際にパフォーマンスを出すことのバランスが上手く整わずに苦しんでいる時期でもあり、外部向けの人事に関する講演や勉強会の登壇にお誘いいただく機会が、一気に増えてきました。

私は平素より可能な限り自身の知見を多くの職場に活用いただき、お役立てできればと努めており、学習について困っている人事の方も多いので、より理解しやすいような、構成を作りたいなと思っていました。

しかし、経営に使う時間との兼ね合いでどうしても準備が間に合わず、大きな悩みを感じていた時にTimewitchのサービスを知りました。
コンセプトにまつわるストーリーに大変共感し、このサービスを使うことで、仕事が捗るということはもちろん、発注するごとに学びになり、思考の整理も成長すると感じ、即座に利用を開始しました。


サービスをご利用してみてどのような変化がありましたか。

Timewitchは入稿物を最後まで読み込んで、わかりやすいスライドになるよう整理をしてくれているのがよくわかります。
ページの繋ぎもストーリー展開できるようにしてくれているので、ユーザーからすると非常にわかりやすい起承転結にもなります。
聞き手に伝わりやすく完結した資料にしてくれるのは、ものすごく大きな価値だなと感じています。

また、既存資料以上に可視化のレベルが高いため、より理解度の高い資料になってお客様に喜んでいただいております。
価値のあるものを多くの方に還元したいと考えているので、Timewitchに作成してもらった資料自体を「戦略人事のフレームを整理したので、よかったら使ってください」といった形でSNSで告知し、提供することもあります。
その場合には投稿の閲覧件数が数百件に上り、数多くの方が利用されています。

私は講演する際に皆さんからの事前アンケートを収集して、その期待に応えられるようにとギリギリまで情報を収集し、構成を考えています。
これまでは作業時間を意識して準備期間を短くするしかありませんでしたが、Timewitchがスライドを作成してくれるおかげで、聞き手が一番に興味を示してくれる情報収集に集中できるようになり、情報の幅を増やすことができています。
サービスを活用している上で、私自身の満足度が非常に高いということもありますが、実際にその目的となっているユーザーさんの満足にもつながっていて、高い反響もいただいております。

これまでは社外向けの講演用のスライドや既存資料のパワポ化が多かったのですが、今度から社内向けの資料に関してもスライド化をお願いしたいと思っています。
例えばユーザーアンケートを収集してグラフ化し、どんな風に見せればいいか2、3枚でうまくレポーティングしてもらいたい、自分の体験をつづった取材記事をストーリーデッキにして表現してもらいたい、一昨年の事業成果などのデータを渡して、どんなふうに伸びているのかわかりやすいように可視化してもらいたいといった具合です。
そのような作業がこれからたくさん出てくるので、ぜひ依頼したいと考えています。


アウトソースをうまく利用する秘訣がございましたらお教えいただけますか。

日本人はアウトソースが得意じゃないと思っています。
当社のサービスを利用している750社の人事コミュニティの中で、アウトソースが上手く使えているのかとリサーチしてみたら、皆さんかなりアウトソースを使用しているとの結果が出ました。
しかし、アウトソースした人事領域は業務設計などの部分が多く、手作業の部分を手放すということが苦手なのではないかという気がしました。

今までは業務ごとどこかに任せるのは得意だったかもしれないですけれど、コロナ禍のリモートワークを経て、どんどん細分化が進み、多種多様な雇用形態が生まれています。
その中で外部のリソースをうまく使いこなしながら、生産性を向上しなくてはいけません。
そのために、始めからアウトソース前提で業務の設計をするということをぜひお勧めしたいなと思います。
アウトソースできる部分を探すのではなく、全てをアウトソースする前提で捉えるということです。

逆にアウトソースしない仕事は意思決定にまつわることです。
情報を見比べながらどっちが望ましいのかという判断をしたり、投資や事業のピボット等の意思決定は内製化せざるを得ないんですけれども、自分の考えや自分の思いを形にするという作業は、今回すべてアウトソースすることができました。

なぜアウトソースしなくてはいけないかというと、事業経営が上手くいくためにという大前提が必ずあり、さらに分業制の中でいかに短い時間で高品質なものを安いコストでできるかという話になります。
優秀なスキルを持った方は、人口が減れば減るほど採用が難しくなってしまい、それをアウトソースに発注しようと思えば、コンサルティング会社に依頼するなど更にコストが増えていってしまうので、どこかで新しい試みをしなくてはと思っています。

少し前だと派遣スタッフや業務委託が主でしたが、今は分かりやすく業務が細分化されているので、いわゆるスキルシェアリングの考え方ができる時代になってきました。
何か物事を成し遂げるために、必要となるリソースやスキルを組み合わせる時には、基本的に自前のところから作るという発想をすべて捨てて、この単一な業務はどこに置こう?どこに置くのが一番最適なんだろうという発想を持つことが必要不可欠だと思っています。
この考えを人事の方にも最初から持っていただいた上で、業務やプロジェクトの細分化を試みてほしいと思います。


(Timewitch)インタビューの内容を1枚にまとめさせていただきました


編集後記

最初はご自身の講演会で使用する資料作成にサービスを利用してくださいましたが、その後使用目的に合わせて既存資料のブラッシュアップや社内資料へと用途を広げ、Timewitchをうまく利用してくださっているのですね。

アウトソースできる部分を探すのではなく、全てをアウトソースする前提で業務を設計していくことが、これからの時代は必要になるというお考えを伺い、非常に興味深く感じました。

働き方が変わり、多種多様な雇用形態が生まれる中で、これまでの考えを捨てて思い切って新たな試みを始めることも時には大切であると考えるきっかけとなりました。

株式会社All Personal様

All Personal様のLinkedIn
https://www.linkedin.com/copany/allpersonal-inc

堀尾様のLinkedIn
https://www.linkedin.com/in/tsukasa-horio/

Timewitchのサービス​

この記事の執筆・編集者

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