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上に大枠や概要、下に詳細を記載すべき生物学的理由 | スライドデザイン研究所

人の視覚処理は、視界の上部と下部では得意な処理情報領域が異なると言われている。

例えばハーバード大学医学大学院のジェレミー・M・ウルフ博士が1990年に発表した「視覚探索における非対称性」の論文によると、
上半視野は色彩や形態といった物体処理形、下半視野は空間位置や運動に対する空間処理系の能力が高いと言う実験結果を発表している。

日常生活での視野に映るものを想像すると分かりやすく、
人類は太古の時代から今日まで、上半視野では空や木といった静的で情報は少ないが美しいものを眺め、下半視野では手作業している物や小動物を追ってきたと言う歴史を踏まえると納得感が得られる。

まとめるとは、

人の視野の
上部はざっくりとしたものの情報処理が得意で、
下部は細かいものの情報処理が得意

ということである。


一方で、京都大学大学院の内藤智之博士が2003年に発表した「上下視野における知覚の非対称性」の論文結果によると、
人の視野の視野の上部と下部の得意な情報処理領域は、その物体の移動速度にもよるところがあると言っている。

結論から言うと、速い物体移動 (20dps以上) に関する情報処理は下半視野が得意だが、遅い物体移動 (1dps以下) の場合は上半視野が得意ということである。

ここからは憶測の域を出ないが、短文の情報処理は眼球の移動が少なくいため静的な情報処理が得意な上半視野が得意としており、長文で複数行に渡る文章読解は眼球の激しい動きが求められ移動している物体の情報処理と類似すると仮定することが可能なため下半視野が得意としていると考えられる。

まとめると、

人の視野の
上部は短文の情報処理が得意で、
下部は長文の情報処理が得意

ということである。

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以上2点の生物学的な視覚情報処理の得意分野を踏まえてTimewitchでは、
スライドの上部にはシンプルなタイトル、サブタイトル、メインメッセージの大枠など重要な情報を色鮮やかに短文で配置することを基本としており、スライドの下部には長文になりがちな詳細情報や複雑なポンチ絵を色の配色数は可能な限り抑えて配置することを基本としている。

上に大枠や概要、下に詳細を記載すべき生物学的理由


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