スライド作成が中毒になる?!Timewitchの魅力|Rさん(イギリス在住)
Timewitchの仕事を始めたきっかけは何ですか?
ロンドンの大学でデザインを勉強するため2011年に渡英しました。
卒業後も現地で仕事をする傍ら、自分のデザインの幅を広げたいと思っていました。
そんな時にたまたま見た日本のニュースでTimewitchの存在を知りました。
ちょうどコロナ禍で、家で過ごす時間が増え、日本のことや日本の皆さんがどう過ごされているのかということを考えた時期でもありました。
日本に何か貢献できることはないかなと常々思っていたので、イギリスにいながら日本の企業とつながって、日本の人と仕事ができるということに強く感銘を受け、迷わず応募しました。
また、Timewitchの時差を利用したシステムにも、「時差を利用して何かできないか?」なんて考えた事もなかった自分にとって衝撃で、「一目惚れ」のような感じでした!
普段の生活スタイルを教えてください。
早いときには朝の5時ぐらいから本業の仕事を始めます。
本業は家具のデザインや設計で、PCでの仕事と現場での仕事に分かれます。
Timewitchの業務が始まる前に本業の段取りをつけ、入稿物がアップされた時点でTimewitchにスイッチします。
その後スライド作成が終了して、次の入稿物がアップされるまで本業にスイッチ。同じPCでデザインの作業をします。
それを繰り返してTimewitchの一日の業務が終わった時点で、必要があれば本業の工房や現場に出向き、作業をすることもあります。
遅い時は深夜まで働きますが、どちらも大好きなデザインの仕事なので、楽しい時間があっという間に過ぎていく感じです。
早い時間に現場に行かなければいけない時は、Timewitchはお休みさせてもらっています。Timewitchは働きたいときに働けるのでとても便利です!
スライド作成に関して、元々経験があったのですか?
日本にいた頃は、ファッションフォトグラファーをしていましたし、イギリスに来てからはカタログやウェブサイトの製作もしているので、写真や文字のレイアウトに関しては経験がありました。
PPTについてはロンドンの大学で毎週のようにプレゼンテーションがあって使用していましたが、当時はシンプルに作ることばかり考えていて、PPTの機能の5%も使っていなかったと思います。
連続するスライドの作り方や、クライアントに合わせた色選び、またその色をどう展開させていくかなどは、Timewitchの毎日の業務をさせていただく中でスキルアップできたと思います!
また、Timewitchに入ってすぐに「挑め。」という研修があり、そちらに参加したおかげで、色々と勉強になりました。
「挑め。」は1日4-5枚のスライド作成を土日含む1週間行い、最後にコンテストが開催されるという短期集中型の研修でした。
この研修がすごく難しくて、課題のスライドがとにかく細かくて大変でした。もうやりたくない!と思うくらいです(笑)
でもその厳しい研修を経験してとても成長できたと思います。
研修中は毎晩、スライドを作っている夢か、オブジェクトがいっぱい出てくる夢を見ました (笑)
ちょうど研修期間中に本業の用事が重なり、特別に少し前倒しで研修を行っていただいたんです。
その分、マネージャーと密に連絡を取り合い、フォローしていただきました。
毎回のフィードバックも徹底して行われ、項目がずらりと並んだエクセル表に、カテゴリごとに採点が記載されました。
採点のルールも細かく、どこがダメだったか、どうすればよりよいスライドになるかスクリーンショットを付けてアドバイスをいただきました。
濃度の高いフィードバックをもらい、マネージャーたちの手厚いフォローアップに感謝しています。
作成時に意識されていることはありますか?
大前提として意識していることは、クライアントがこのスライドに何を望んでいるのか、ということです。クライアントがこのスライドで何をしようとしているかを考えながら作成しています。
必要だと感じたらクライアントの会社情報を調べて、どういう雰囲気のスライドが好まれるかクライアントのテイストに合わせるようにしています。
その上で美しく整ったスライドを作るよう心がけていますね。
細かい性格なので、数値を0.0いくつまで調整する事もあります。
また、何パターンも色違いのスライドを作ってマネージャーに提案してみたり、時にはデザインに関してマネージャーとこちらの方がいいかな、いや、アイコンを抜いたほうバランスが良い…というような意見のやり取りをすることもあります。
デザイナーという職業柄、常にこだわりを持って作成しています!
今までで一番印象に残っているスライドは?
ある案件で、20程あるグラフを1ページにおさめるお仕事は本当に大変でした。
作成完了の締め切り時間を過ぎていて、泣きそうになりながらの作業でした。
その日はマネージャーの皆さんがどうすればよいか、スライドの構成を一緒に考えてくださり、相談した結果、2枚に分けて作成することになりましたが、クライアントに説明するための1ページのバージョンも作成してくださいました。
その場しのぎで対応するのではなく、将来のことも考えて、より良いスライドができるようにクライアントに提案していてとても心強かったです。
困難をみんなで乗り切り、Timewitchのチームワークを実感しました!
一方で、このように文字数などスライド3ページ分の要素を1ページ納めるような案件は、スライドライティング上厳しいものを感じます。
すぐには難しいですが、スライド作成の観点から入稿物へコンサルティングを行ったり、文字を詰めこみすぎるのではなく、短い言葉でパンチ力のあるスライド等をTimewitchから提案できるようになればいいなと思っています。
Timewitchでのお仕事を始めて変わったことは?
毎日忙しくなりました。
「忙しい」にはネガティブな忙しさと、ポジティブな忙しさがあるのかなと考えるのですが、今いる状況は明らかに後者です。
写真家、デザイン、またTimewitchのお仕事に共通することなのですが、毎回違うことができるので、一回ごとに新しいチャレンジ。
毎日がさらに楽しくなりました!
僕が考えるTimewitchで働くメリットの一つが、他の色々な国に住んでいる日本人の方々と働ける楽しさを実感できるところです。
自分の中の「訪ねてみたい国リスト」の国の数が急増しました!
Timewitchで働き続けているモチベーションは?
一言でいえば「やりがい」です。
とにかくものを作ること、クリエイティブなことが楽しいです。
毎日違うことで成果が見えて、自分ひとりでやっているつもりになるけれど、終わってみるとディレクションの力があって、サポートの力があって、日本のオフィスのメンバーの力があって、みんなのアドバイスやチームワークで作り上げる達成感があります。
「工夫して作って」と言われると楽しそうと感じますし、みんなで作っていいものができたらさらにもっとやりたいと思ってしまいます!
中毒性がありますね〜 (笑)
今はTimewitchの方が本業より時間の割合が多くなっていますが、楽しいと感じられているからこそです。
本業と比べてもTimewitchではコミュニケーションの量が圧倒的に多いです。
今住んでいるロンドンは特に多人種で文化の違いに戸惑うことも多いのですが、Timewitchは同じ文化を共有している日本人と働く環境。
皆さん丁寧で、礼儀正しく、真面目で責任感があるのでとても気が楽です。
ロンドン在住の他のWitcherさんと3人で集まって、お昼ご飯を食べながらお話したこともあります。
現地では日本人と働いた経験がないので、こうしてイギリスで、仕事やプライベートについて話したいことを話せるのも、僕にとっては新しい出来事でした。
日本語を使っての仕事も幅が広がりました。
英語だと50%しか思ったことが伝わらない場面もあるけれど、Timewitchで日本語を使ってのかけ合いや議論をする中で、一つのものを作るのが本当に楽しいです。
Timewitchでの経験が本業に活かされていると感じることもあります。
スライド作成はオブジェクトを選び、どのサイズ、どの比率のものをどう配置するかを考えることの繰り返しです。
こうしているうちに、家具のデザインでも使えるような感覚が養われていると気が付きました。
例えば、机の脚の長さはコレ、そして細さはこうした方が絶対にバランスがよくなるはず、という直感にさらに磨きがかかりました。
経験は必ず何かにつながっていくと思っています。
これまでやってきた仕事や経験も、いろんな事とどんどんつながってきているのを感じます。どんなことも無駄にはならないんだなぁとつくづく思います。
みんなで一緒にものを作り上げる達成感、クリエイティブな感覚が研ぎ澄まされていくワクワク感。
すべてのプロセスが本当に楽しくて、僕を夢中にさせてくれるものがTimewitchにはたくさん詰まっています!