未経験から新たな本業へ。Witcherという、生き方。|Yさん(イタリア在住)
Timewitchでは、スライド作成に携わっている人を、Witcherと呼んでいます。日本のビジネスパーソンが寝ている間に、海外在住ワーカーが時差を活用して魔法のようにスライド資料を作ってくれるからです。
世界中の至るところで多様なバックグラウンドを持ちながら働くWitcher。彼ら彼女らはTimewitchでのお仕事をどう考えているのでしょうか。
今回は、未経験からスタートし約30万円の収入を得ているイタリア在住Witcherをご紹介します!
Yさんのプロフィール
いちばん気になる、お金の話
今は、月にだいたい25〜30万円くらいの収入で、安定して稼ぐことができています。未経験から始めたこともあり、当初はここまで稼げるとは思ってもみませんでした。
安定して収入を得られるまで
研修が終わって、すぐにお仕事はもらえたのですが、未経験ということもあり初めの頃はあまり稼げませんでした。おそらく数万円くらいだったかなと思います。
慣れないこともあって最初はスライド1枚完成させるのにもかなり時間がかかりました。それでも、成果報酬だったのでやればやった分だけ貰えるというので気合いを入れて頑張りました。
開始3ヶ月、仕事が軌道に乗り始める
毎日コツコツ経験を積むことで徐々に慣れてきて、始めて3ヶ月ほどでデリバリー (校正・納品) のお仕事もいただけるようになり、Senior Witcher*になることもできて、ぐんと稼げるようになりました。そこからも、頑張れば頑張るほど、自分のスキルも上がってスライド1枚あたりの時間も短縮できたので、収入は少しずつではありますが右肩上がりでした。
*Witcherにはランクがあり、Senior Witcherに昇格するとスライド作成の難易度は上がるが、案件数も大幅に増える
安定した収入、柔軟な働き方
41万円です。やればやった分だけ収入は増えるので、週末の予定や旅行などを考えた時に、案件に手が伸びたりしますね。
スケジュールもそれなりに固定化されてきたので、そこまで無理することもなくなったと思います。平日は主に家でTimewitchの業務をこなしているのですが、細かい時間単位で仕事ができるので、家事との両立も可能で柔軟性があります。週末もしっかり休んでます。家にいて、夫の仕事をたまに手伝うこともありますが、そんな時もTimewitchの仕事は融通が効くので、「あと20分待って」と言いながら自分の仕事を先に終わらせて駆けつけたりもします。
出かける予定がある日でもタイミングが合えば仕事ができるので、少し時間が空くと思わずWitcher World*を開いて、今できる仕事がないか探してしまいます。Witcher Worldは24時間動いているので、夜中に案件がある時もあり、眠くなければ業務を続けることもあります。
*Witcherたちが業務を行うためのプラットフォーム
未来のWitcherをサポートする研修
日本ではファッション業界や飲食店でのアルバイトや、ネイリストとして働いていたので、仕事でパソコン作業に触れる機会があまりなく、パワーポイントは使ったことがありませんでした。
最初は戸惑いましたが、パワーポイントの基礎を学べる教材、ビジネスプレゼンに関する知識など、スライド作成に必要なことは、課題を通じて学ぶことができました。課題は自分のペースで出来たので、わからないところは調べたりしながら、1つずつこなしていきました。課題を提出すると、フィードバックをいただけたので、学ぶ→実際に作成する→振り返りができたので、研修も楽しくできました。
今思えばシンプルなスライドでしたが、研修を受けたとはいえ、いざ実践となるとわからないことが次から次に出てきて、苦戦しました。研修で学んだことやルールを何度も見返したり、先輩Witcherに質問したりしながら、なんとか納品することができました。「新しいことを始めるって、こんなに大変なんだな」って。
Timewitchでの経験とモチベーション
あの時に必死になってやったこと、苦労した気持ちを忘れずにコツコツと積み重ねた経験が今の自信につながっています。あの時の苦労を思うと、今の自分の成長が本当に嬉しいですね。現在は、スライドの校正と納品を担当しているので、私の業務がTimewitchのスライドのクオリティを左右します。納品したスライド全部に対して評価をいただけるわけではないのですが、お客様に満足してもらえたという報告を聞くたびに嬉しくなり、モチベーションが上がります。
作品が綺麗に仕上がった達成感と、それがお客様を満足させることができたという喜びが得られるので、これからも頑張ろうという気持ちになります。全くの未経験から応募した私でも、研修でしっかりと学ぶことができ、お仕事を始めた月から安定して収入を得ることができるようになり、「日本の企業の役に立てているんだ」と思えることが嬉しいです。たぶん、過去の自分が今一番驚いてるかもしれませんね。
イタリア在住Witcherの暮らし方
結婚を機に、イタリアでの生活を始めました。当時は田舎に住んでいて、言語の壁もあり、家の周辺で仕事を探すのはとても大変でした。日本にいた頃はネイリストとして働いていたので、出張ネイリストとして仕事をすることも考えていました。そんな時、SNS上の広告でTimewitchを知りました。
休日は、家の近くに湖がいくつかあるので、夏はよく湖水浴に行きます。夫とドライブを楽しみ、小さな村や街を巡ることも多いです。友人を呼んでパーティーをすることもあり、その時は寿司を握ったり、ピッツァを焼いたりしておもてなしします。
おわりに
Yさんの話から、経験の有無を問わず、本業としてのWitcherという仕事が実現可能であること、この仕事を通じて経済的な安定や日本とのつながりを得られることがよく伝わってきました。世界の様々な国でこんな暮らしができるのは魅力的ですね。