IR資料作成代行サービスの比較5選!外注するメリットや選び方、費用相場を解説
IR資料は、様々なステークホルダーへ企業の価値を伝えるために重要な資料です。
「経営にも関わる大切な資料だから、もっと綺麗なデザインにしたい」
「内容がしっかり伝わるよう、見やすい資料にしたい」
プロに依頼して、そんな思いを実現しませんか?
この記事は、「プロに依頼してIR資料をもっと良いものにしたい」「色々なサービスを見たうえで精査したい」というビジネスパーソンのみなさまに向けた記事です。
IR資料作成代行サービスの概要からおすすめのサービスまで、詳しく紹介しています。
はじめてIR資料作成代行や外注を検討する方も、これを読めば安心です。
IR資料作成代行サービスとは?
IR資料作成代行サービスとは、企業が投資家や株主などに向けて作成するIR資料の作成を代行してくれるサービスです。
IR資料には例えば決算短信、有価証券報告書、株主総会資料などがあります。
これらは企業情報や財務情報、経営状況、将来の展望などを伝える資料なので、投資家にとっては非常に重要な判断材料です。
企業の価値を伝え、高めるため、見やすく分かりやすいIR資料を作成することには大きなメリットがあるのです。
そこで今回は、資料作成代行サービスのメリット・デメリットや依頼先の選び方、最新情報をもとにした資料作成代行会社の比較の結果を紹介します。
資料作成代行のサービスは様々あり、それぞれ特徴や強みも異なるため、ニーズに合わせて外注先を決めましょう。
中でも、「急ぎで対応してほしい」「既にある資料をもとに安価に作成してほしい」といった方には、Timewitchがおすすめです。時差を利用して「24時間以内に納品する資料作成代行サービス」を法人様向けに提供しています。
IR資料作成代行に依頼するメリット
資料作成代行にIR資料を外注することは、次のようなメリットがあります。
資料の作成にかかる時間を削減できる
残業時間の削減により、コストカットできる
コア業務に時間を割くことができ、生産性向上につながる
プロのデザインにより、わかりやすい資料ができる
資料の作成には想定以上に時間がかかります。さらに、それによって、他の業務に使える時間が減ったり、時間が足りずに残業が必要になったりしてしまいます。
つまり、資料作成代行に依頼することは、時間を削減できるだけでなく、経営に関わる重要な時間の確保や、生産性の向上にもつながるのです。
また、資料作成のプロやデザイナーが作成した資料は内容も見た目も高いクオリティとなります。見やすくわかりやすい資料は、企業の価値も高めることからも大きなメリットがあるといえます。
IR資料作成代行を依頼するデメリット
資料作成代行にIR資料を外注することは、次のようなデメリットがあります。
外注するためのコストがかかる
セキュリティや機密情報漏洩のリスクがある
資料の意図や内容を、認識にずれが生じないように伝えなければならない
大きなメリットがあるのに対して、見逃してはならないデメリットもあるのです。そのことも理解したうえで、優先すべきことを明確にしてから、外注先を選ぶようにしましょう。
IR資料作成代行会社を選ぶ際の6つのポイント
資料作成代行に依頼する際に忘れずに確認したいポイントを6つ紹介します。
「実際に話を聞いてみたらニーズに全く合っておらず、また一から探し直し……」ということにならないよう、どれも必ず確認しておきたい情報です。
サービス範囲
IR資料作成代行のサービスには、資料作成のみの場合もあれば、企画構成の提案から資料作成までの場合や、IR関連全般の支援をまるごと対応している場合もあります。
既にある資料を作り替えたいのか、一から新しく作りたいのか、自社がどの範囲での支援を必要としているのかを明確にしてから選びましょう。
また、サービス範囲はニーズに合っていても、部分的にオプションで別料金がかかる場合もあります。そのため、プランや料金形態とも照らし合わせながらの確認が必要です。
依頼方法
資料作成を依頼するにあたり、打ち合わせやメールでのすり合わせが必要な場合や、24時間受け付けている場合などがあります。
また、入稿に関しても原稿や元のスライド、分析データが必要な場合や、データの形式が限られる場合もあるので、依頼方法はしっかり確認しておきましょう。
納期
納期は作成代行会社によって異なるうえ、資料のボリュームやサービス範囲によって目安の納期から前後することがあります。
ボリュームや品質によっては即日対応が可能なサービスもあり、場合によっては数週間単位で納期が異なることも考えられます。そのため、問い合わせをして確認することが望ましいでしょう。また、納期が早められる分特急料金が必要になることもあるため、注意が必要です。
料金
一般的には1スライドにつき3,000円~数万円程度ですが、サービスによって幅があります。プランとしてボリュームと金額の基準が決まっているものもあれば、ボリュームやサービス範囲によって変動があるために見積もりが必要な場合もあります。
さらに、修正するのに追加料金がかかったり、管理費用や最低発注価格が設けられていたりする場合もあるので、「何がいくらでできるのか」は問い合わせるなどしてしっかりと明確にしましょう。
実績
実際の制作物を見てみると、デザインのセンスやクオリティ、信頼性を確認することができます。
作成代行会社によっては「シンプルさ」を追求するところもあれば、「美しさ」を追求するところもあります。ニーズや自社の雰囲気などに合わせて選ぶのが良いでしょう。
加えて、自社と似た業界・業種での実績があるか、IR資料の作成実績があるかを確認できると、自社が求めている資料を作成できるかどうか判断の助けになります。
実績をWebサイトに載せているサービスがほとんどですが、問い合わせなければ見られない場合もあります。検討している作成代行会社には、実績を問い合わせてみるのが良いでしょう。
セキュリティと機密保持
資料を作成するために、社内や取引先の機密情報を提供しなければならない場合があるため、秘密保持契約に対応している業者かどうか、依頼する前に必ず確認しましょう。
作成代行会社によっては、機密情報のやり取りの際に安全なクラウドシステムを使用したり、ダミーデータを推奨していたりすることもあります。
大切な情報を守るため、セキュリティの体制やデータの取り扱いに関する規定を必ず確認しましょう。
IR資料作成代行の比較5社
「作成代行を依頼したいけれど、資料作成代行会社が沢山あってどこがいいか分からない」
そのような方におすすめしたい、IR資料作成代行の業者を5社ピックアップしてご紹介します。
Timewitch
株式会社ワークデル
スリードット株式会社
株式会社ストリームライン
インクデザイン株式会社
Timewitch
Timewitchは、世界中の海外在住日本人デザイナーが資料を作成するシステムによってスピード納品を実現する資料作成代行業者です。最速4時間、最遅24時間で納品されます。デザイナーは大手コンサルティングファーム出身者監修の研修を受講しており、400社以上(うち上場企業が約80社)の導入実績もあるため、安心して依頼することができます。
セキュリティ対策も万全で、どうしても情報流出リスクを0にしたい場合には、ダミーデータを使って資料作成を依頼することも可能です。
良い点
・事前打ち合わせ不要、フォームの入力だけで依頼が簡単にできる
・24h365日いつでも受け付けている
・24時間以内に納品される
・大手企業の導入実績がある(例:電通、セブン銀行、テレビ朝日、三井物産株式会社など)
・コンサル企業出身者監修の高水準のパワーポイントを作成
懸念点
・依頼時に都度打ち合わせを行わないため、内容を口頭で説明できない
料金プラン
・1枚7,000円~
納期
24時間以内に納品
依頼方法
専用の入稿フォームに入力して依頼
WordやExcel、PDF、ホワイトボードの写真など幅広いデータで依頼可能(プランによる)
デザインフォーマットやフォント等もフォームからの入稿の際に細かく指定可能。サポートも充実しているため「どのように指示すればよいかわからない」という場合、入稿方法のサポートも可能。
株式会社ワークデル
株式会社ワークデルは、パワーポイント資料作成代行やIR資料作成代行、IR資料の英語翻訳を専門とする会社です。その中でもIR資料の作成に特化したサービス「IR DEISGN」を提供しています。
IR資料のデザイン修正から、企画構成・作成までカバーしている範囲が広く、IRに知見のあるスタッフが資料作成を担当。様々な業界のIR資料を日々チェックしているプロフェッショナルが、最新のトレンドに基づいた提案をしてくれます。
良い点
・企画構成からデザインまでワンストップで依頼できる
・UI/UXを専門とするデザイナーによる美しいデザイン
・上場企業でのビジネス実務経験、IR関連業務の知見がある経験豊富なスタッフが担当
・カナダの新聞社で勤務経験のあるスタッフによる英語翻訳
懸念点
・修正回数に限りがあり、制限を超えると追加料金がかかる
・プレミアムプランや翻訳プランは最低料金の表示のため、料金の確認が必須
料金プラン
・ライトプラン ¥10,000/枚
(既製品のデザイン修正のみ、修正回数 1回)
・プレミアムプラン ¥19,000~/枚
(企画構成~デザインまで、修正回数 2回)
・アフターサポートプラン ¥5,000/枚
(納品後の資料の修正)
・追加オプション 完成品の英語翻訳 12,000~/枚
納期
最短1~2週間程度 特急料金なし
依頼方法
ライトプランは原稿の提示が必須
フォームからの受付後、打ち合わせで資料の詳細やスケジュール感のすりあわせ
スリードット株式会社
スリードット株式会社は、中小企業から大手企業まで通用する、幅広いマーケティングサービスを提供するコンサルティング会社です。その事業の一環として、IR資料作成の代行を行っています。
コンサルティング専門の担当者だからできる、”説得できる”資料を作成してくれるのが特徴で、会社の状況を把握したうえで、「短時間で会社の現状とビジョンが明確に伝わる資料」を作成してくれます。
会社名
スリードット株式会社
良い点
・経営コンサルタントだからこそできる、経営者側の目線で分かりやすいIR資料
・資料公開までの柔軟なサポート
・IR資料作成後にコンサルティング契約が可能
・レイアウトが確定した後も、2週間まではテキスト内容の変更が可能(プラン1,2)
懸念点
・基本の形式はパワーポイントで、それ以外の場合は問い合わせが必要
・15ページ以降は1ページにつき2万円追加となる(プラン3以外)
料金プラン
・プラン1 15ページ 30万円(税別)
(原稿を提供し、相手に伝えたいポイントを押さえて作り替える)
・プラン2 15ページ 60万円(税別)
(データを提供し、それを元にPowerPointで作成する)
・プラン3 20万円(月額・税別) 1.5万円/1ページ(税別)
(コンサルティング業務とIR資料作成を行う)
※コンサルティング契約は1年〜
納期
・プラン1 2週間(途中の確認等も含む)
・プラン2 初回の打ち合わせの後から1ヶ月(途中のやり取り含む)
依頼方法
原稿またはデータ、および資料の使用目的等の概要提出が必要
それをもとに、メールまたはオンラインで内容のすりあわせ
株式会社ストリームライン
株式会社ストリームラインは、ビジネス資料やIR資料の作成支援サービスを提供する会社です。その中でIR資料作成支援を専門とするサービス「LEAD」を提供しています。ビジネスに精通したコンサルタントとプロのデザイナーが在籍しており、130社以上のIR資料作成支援実績から培った豊富なナレッジに基づいて、最適なIR資料を提案してくれます。
会社名
株式会社ストリームライン
良い点
・企画構成からデザインまで、IR資料の作成をワンストップで対応可能
・ビジネスを理解した専任コンサルタントが最適解を提案
・パワーポイントデザインの専門集団によって高品質を実現
・特急料金や修正制限がない、スピーディで柔軟な進行
懸念点
・他の作成代行会社と比較して価格が高い
料金プラン
・デザインプラン 20枚まで45万円
(原稿を提供し、デザインのみ)
・コンサルティングプラン 20枚まで95万円
(企画構成からデザインまで)
・IR資料定額メンテナンスサービス 5万円/月
(資料作成代行とアドバイスにより、1年を通して継続改善)
納期
最短納期は要お問い合わせ
依頼方法
デザインプランは原稿提供必須
インクデザイン株式会社
インクデザイン株式会社はデザイン・コンサルティング会社です。その中でもIR専門の資料作成代行サービス「Biz SLIDE」を提供しています。IR分野に特化したデザイン会社で、デザイナーが直接IR資料のデザインをするのが特徴です。「端的にわかりやすく、美しく。」というデザインポリシーを持っており、培ったデザインスキルを活かして情報を整理し、美しい資料を作ってくれます。
会社名
インクデザイン株式会社
良い点
・プロのデザイナーによる、端的でわかりやすく、美しいデザイン
・IR業界に特化した社内のデザイナーチームが対応するため、細かな意図が伝わりセキュリティも安心
・デザイナー直結でレスポンスが速い
・資料を元にした株主通信や、webコンテンツへの流用も企画から対応可能
懸念点
・料金、納期共に問い合わせが必要
料金プラン
・planA 15万円~(税別)
(テンプレート・スライドマスターのデザイン、色設計、表紙・扉のデザインのみ)
・planB 55万円~(税別)30枚程度
(作成したスライドを見やすくわかりやすくリデザイン、文章を図解化)
・planC 70万円~(税別)30枚程度
(ストーリーの策定からコンテンツの制作。ゼロからのスタートに伴走)
納期
要問合せ
依頼方法
要問合せ
まとめ:どの会社にIR資料作成を依頼すべきかわからない方へ
「作成代行会社が沢山あって、それぞれ特徴があることは分かったけれど、結局どこに依頼するのが良いのか分からない」
そんな場合には、資料作成代行サービスを利用する目的を振り返り、どんな要素を優先すべきかを明確にしましょう。
できるだけ安く依頼したいのか、早く完成させたいのか、デザイン性が高い方が良いのか、企画段階からお任せしたいのか……。
デザイン性が合うサービスを選びたい場合は、依頼前にサンプルを作成してくれるサービスもあるので、実際に作ってもらったものを見て判断するのも良いでしょう。
ピックアップした5つの作成代行会社の特長とニーズを照らし合わせながら、最適な作成代行会社を比較検討してみてください。
その中でも、「急きょ、ページの追加や修正が必要になってすぐに対応してほしい」「構成や内容はすでに決まっており、きれいで見やすい資料を安価に作りたい」といった場合にはTimewitchは、業界最速、24時間以内に納品が可能な資料作成代行業者です。
今回ご紹介した会社選びのポイントや5社の情報を参考に検討しながら、IR資料作成代行サービスを是非活用してください。