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スライドデザイン研究所

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#資料作成

スライド作成は可能な限り0ベースで作成すべき理由|スライドデザイン研究所

スライド作成は可能な限り0ベースで作成すべき理由|スライドデザイン研究所

スライドを作成する際、過去の資料をベースにして作っていないだろうか?前の案件と似ている場合など、過去の資料を使いまわした方が効率的と思われるかもしれない。

しかしTimewitch的には「毎回白紙の0ベースで作る」ことをお勧めする。

まず全く同じ目的のスライド利用シーンは存在しない。目的が違えば、スライドで伝える情報も違うはず。また同じ内容であっても、プレゼンをする相手によってスライドは違って

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スライドに目次は必要か?|スライドデザイン研究所

スライドに目次は必要か?|スライドデザイン研究所

プレゼン用のスライド資料を作成するとき、目次を入れるべきか?と質問されたら、おそらく多くの人が「まぁ、あった方がいいんじゃない?」と考えるのではないだろうか。

ではスライドdeckが5枚だったらどうか?「うーん、さすがに5枚では目次はいらないよね…?」

ということで今回は、スライド資料の目次は必要かどうかについて考えてみた。

結論から言うと、目次が必要かどうかは、スライドの枚数や発表時間によ

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スライドにアイコンを使う効果|スライドデザイン研究所

スライドにアイコンを使う効果|スライドデザイン研究所

考えていることや伝えたいことがある場合、言葉だけでなく「情報の視覚化」も意識したい。目で見えない抽象的な事柄を、画像(写真や図形も含む)を用いた図解によって見えるようにすることで、その情報の構造や関係性を的確に伝えることができる。

文字より画像
『A picture is worth a thousand words』
スライド作成の際も、文字だけで説明しようとせずに画像も利用したい。
なぜなら

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パワポ作業前に手書きでストーリーラインを書いた方がいい理由|スライドデザイン研究所

パワポ作業前に手書きでストーリーラインを書いた方がいい理由|スライドデザイン研究所

ビジネスにおけるスライド資料作成といえば、PowerPoint(以下パワポ)が広く活用されている。Wordの文章中心の資料に比べて、図解やグラフの入ったパワポ資料はパッと見でわかりやすく、人に何かを伝えるのに便利である。

ところで、スライド資料を作成する際、とりあえずパワポを開いてしまっていないだろうか。内容が決まってなくても、パワポをいじっているとなんだか仕事が進んでいる気になりがちである。

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スライドの文字数は何文字が適切か?|スライドデザイン研究所

スライドの文字数は何文字が適切か?|スライドデザイン研究所

パワーポイントのスライドデザインで大切なのは、読み手に理解・納得してもらうことである。そのためには読み手に負担をかけない(脳を疲れさせない)ように、情報を整理して「ビジュアル化」する必要がある。

まず人間の脳が一度に処理できる情報量は限られている。
処理できる情報量の限界を超えると、認知機能の効率と質が低下する。つまりは、与えられた全情報が理解出来ず混乱したり、意思決定のプロセスが困難になる。

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スライドにおける最適な文字サイズには訳がある|スライドデザイン研究所

スライドにおける最適な文字サイズには訳がある|スライドデザイン研究所

新聞を読むとき、まず最初に全体をスキャンしながら、大きく書かれた記事タイトルを探す。そしてタイトルを読んでから、その下に小さい文字で書かれている内容を読むかどうか判断しないだろうか。

スライドでも同様のことがいえる。読み手は自分が知りたい情報を探すため、最初にスライド全体をスキャンしていることが多い。そこで、今回のテーマであるスライドの文字サイズを調節することで、視認性や可読性を高くすることがで

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対比は上下でなく左右に配置する方がよい理由|スライドデザイン研究所

対比は上下でなく左右に配置する方がよい理由|スライドデザイン研究所

スライドにおいて、対比する項目を左右に並べるのはよくあることだ。スライドは横長で使うことが多いので、スペースをうまく使おうとすると左右に並べるのが自然である。

では対比する項目を上下ではなくて左右に配置するのがなぜよいのか、今回は生物学的視点から3つの理由を紹介する。

理由①人間の視線パターン

前回の記事に書いたように、通常、人間の視線はまずは左から右、そして上から下へと流れる。

例えば、

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